スーパーロック
「手が痛い、時間がかかる、ねじで調整しなくてもしっかり固定することができる、そんな楽な方法はないのか」スーパーロックの誕生は、板金屋さん(職人)の苦悶の声を聞いたことがきっかけでした。これまで金物を1軒あたり80~100本、すべてねじで調整しており、手が痛くなったり、時間がかかってしまったりしていました。また、電気工事の時、屋根にはしごをかけると、樋の出がズレる事がありました。
そんな中、ビンビールの栓にプラスチックを詰める気抜け防止のアイデア商品を見て、「これは使える」とひらめき、誕生したのがスーパ―ロックです。
スーパーロックが普及し始めた後、「レバーが勝手に上がり固定が解除されてしまう」といった、新たな課題が発生致しました。
そこで、レバー接地面の形状変更により、新たなタイプのワンタッチ式を導入。固定時の勝手なズレの発生防止が可能となりました。
スーパーロック開発当初、性能向上のため価格改定を考えましたが、製品普及を優先し、敢えて価格の据え置きを決定しました。
従来製品と同程度の価格で、品質の大幅向上に成功した結果、スーパーロックは爆発的な拡がりを見せました。
また、『全国建築板金業者 全国大会』の場でスーパーロックを披露し、その目で品質を確かめていただけたことで、その普及は更に加速していきました。