建築金物による改善・提案事例集 建築金物における耐久性向上ポイント長寿命化のポイント(鋼製束の活用)
市場に出ている鋼製束の多くは、ダクロタイズド方式の表面処理を採用しています。ダクロタイズド方式は膜厚が非常に薄いため、軽い衝撃でもキズが付き易いという特徴があります。キズ口から赤錆びが発生して腐食が進行してしまいます。腐食が原因による短寿命化がハウスメーカーをはじめビルダーや工務店などで問題となっていました。
タカヤマ金属工業の鋼製束は、溶融亜鉛めっき方式を活用しています。鉄と亜鉛の合金層が形成される為、衝撃や摩擦に非常に強いことが特徴です。何らかの影響でキズが発生しても亜鉛が溶け出て保護膜を形成します。溶融亜鉛めっき方式の鋼製束を活用することで、床下の長寿命化を実現することができます。
従来の鋼製束と比べて、耐久性が高く長寿命化に貢献することができます。電柱金具等の表面処理に用いられる溶融亜鉛めっきを採用しており、特長は非常に耐久性に優れている点です。屋内では、100年以上の耐久性が持続可能です。