ワンタッチレベルバンド
タカヤマ金属工業では、「排水ヘッダーが市場に導入されるタイミングで、ヘッダーを留める金物が必要になる」という情報をハウスメーカーからキャッチしました。
従来のレベル合わせでは、2本のボルトに4個のナットを使って締め付けを行う必要がありました。しかし、それでは非常に施工性が悪く、ボルトをフラットバー形状に変更し、蝶ねじで締め付けるタイプへと改良しました。この結果、従来よりも施工時間が50%以上短縮され、工期とコストの削減が可能となりました。
排水ヘッダーバンドの技術を活かし、配水管レベルバンドの改良にも着手。これまで時間と手間をかけていたレベル合わせの手間を軽減することに成功。
排水ヘッダーバンドの調節ネジ機構をさらに進化させ、わずか半回転で止められるロック機能を開発しました。その結果、施工時間が1/10と、工期の大幅短縮が実現しました。
ワンタッチレベルバンドが出来たことで、配水管の取付けや調整が簡単に行えるようになりました。そして、現場での設置作業時間を大幅に短縮することで、人件費削減にもつながっています。
表面処理は、サビや腐食に強い高耐食溶融めっき鋼板と、溶融亜鉛めっきなので、屋内100年以上の耐久性を実現。また、クロムフリー仕上げなの環境に優しいのでが特徴です。さらに、ロック金具の開発により1本あたり最低120Kgの耐荷重を実現し、建物の耐久性向上にも貢献しています。